代表のしんです。
今でこそ僕は仲間とこのプロジェクトを推進していますが、
昔は「全部一人がいい!」
と思っていた人でした。
そして全部一人でやってました。
一人でのプロジェクトは、コミュニケーションコストが要りません。
人に伝える能力が要らないんです。
そして企画から開発、デザイン、普及、知財戦略まで全部自分でやるので
いろんな能力が身につきます。
それでも、人と一緒に開発する方が目的達成のためには断然よいです。
・マルチタスクになる
・アイデアにバラエティが生まれる
・得意分野の分業ができる
といったメリットは想像に難くないと思いますが、
今回は、一人のときには必要なかったコミュニケーションコストについて言及します。
人-人 間の詳細な意思疎通には言語が不可欠です。
もやもやした脳内の概念モデルをそのまま共有することはできません。
それらを言語に落とし込む作業を経ることではじめて、
異なる人間が同じ概念を共有できるのです。
実はこの「脳内の概念モデルを言語に落とし込む作業」は、
プロジェクトを見つめるうえでとても重要なのです。
一人の開発のときには、もやもやした概念モデルを言語化することなく
サービスを考え、プログラムを組み、デザインを描いてきました。
確かにコミュニケーションコストはかかりませんが、
概念モデル自体がクリアでないため、開発スピードは必ずしも早いとはいえませんでした。
それらを言語に落とし込む作業によって、目指すべき方向性をクリアにし、
開発に専念することができるようになるのです。
よって、一人で開発するにしても、概念モデルの言語化は不可欠です。
だからコミュニケーションコストがかからないというわけではないようです。
概念モデルが適切に言語化でき、複数人の間で共通の理解が得られているプロジェクトは、
きっと一人で開発するスピードの数十倍ほどの効率が得られそうです。
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